保育士辞めたい。退職代行を使った方が良い保育士とは

今つとめている園を辞めるのは、なかなか決断が難しいですよね。ましてや、園長先生や先輩との人間関係が上手くいっていない状態だと、ふとした言葉もかけづらかったり、ようやく話せたとしても、ささいなやりとりの中にもグサグサ傷つく言葉がとんできたり・・・知らず知らずのうちにパワハラやいじめに気づけず、自分が悪いんだと必要以上に自分のことを責めて苦しくなっている先生が多くいると感じています。

また、一生懸命にクラスの子のことを思うあまり

「自分のクラスの子たちはどうなってしまうんだろう」と、自分のクラスの子のことを案じる先生もいると思います。なかなか退職を言い出しづらい先生に言いたい・・・

心や体がボロボロになってしまう前に退職代行を検討してみることは恥ずかしい事ではありません。

そんな抵抗があるなぁという方に、この記事が少しでも背中を押すきっかけになりますように。人生は1度きり。自分自身で納得をして、前向きにすすんでいけるように願っています。

退職代行サービスとは

退職代行サービスとは、退職したいという意思をつとめている園に伝えて退職の手続きを代行してもらえるサービスです。

もっとザックリ言うと、退職代行にお願いすれば、園に自分で連絡せず、一切のやりとりを代行サービスに任せて、自分は明日から園に行かなくても良くなります。（え?1ヶ月前に言わなくてもいいの?ってザワザワした方、そうなんですよ。明日からもう行かなくて良くなる方法があるんです。）

退職代行サービスって最近特によく聞くようになり、気になっているけど詳しくは知らないなって先生、馴染みのないなって先生もいらっしゃるのではないでしょうか。簡単に言うと、弁護士業務が一部サービス化された物で、近年保育士が利用するケースも増えていっています。

もちろん自分で「辞めます」が言えたら良いと思うし、あとのことを考えられる気持ちの余裕があるのであれば、自分で伝えるのもおすすめです👍

前向きな話し合いができ、苦しかった気持ちを聞いてもらうことで原因について考え、働きやすい状況に改善していけると思います。

しかし、よくあるのは辞めると言ったときだけ、手のひらを返したように優しくなり、

「いてもらわないと困る！」

「頼りにしているよ！」と、

その場しのぎの優しさでうやむやになり、根本的な苦しい原因の解決につながらず、また数日で辛い日々に戻っていく・・・ということもあります。

また、日々否定され続けていると、たとえ、本当はそこまで悪いことをしていないくても、自分のことを必要以上に追い詰めているものです。自分を責めたり、気持ちが落ち込んでいたりするときは、周りの先生に声をかけることも、ましてや「辞めます」と伝えることも思った以上に怖く感じる物なのではないでしょうか。

退職代行をつかった方が良い保育士とは

今勤めている園を辞めたくても辞めさせてもらえない先生。園長先生や先輩保育士が怖くて最低限の会話も成立しない先生、明日からでも行きたくないほど、気持ちがしんどい先生が対象です。

さらに、園は辞められるけど、未払い賃金が残っている先生、パワハラやマタハラなどの労災を請求したい先生、サービス残業の残業代を請求したい先生にもおすすめです。

退職代行サービスは2種類ある

退職代行サービスは2種類あります。似ているのでどちらかが分かりにくくなりがちですが、「退職代行業者」に依頼か、「弁護士事務所」に依頼かで目的、サービス内容、料金が異なります。

弁護士監修の退職代行業者に依頼する

退職代行業者に退職代行を依頼すると「退職の意思を勤務する園に伝える」ことができます。退職代行サービスを利用するときのポイントは弁護士監修であること。法律に則って、無理のない退職代行サービスを提供している退職代行業者に依頼してください。

弁護士事務所に退職代行を依頼する

弁護士事務所に退職代行を依頼すると、「退職の意思を勤務する園に伝える」にプラスして、「保育園と交渉をする」ことができます。

保育士の退職意思を代行して保育園に退職までの期間を交渉したり、未払い賃金や労災請求できるのは弁護士のみです。そのため以下の必要があれば弁護士事務所に退職代行を依頼することをおすすめします。

保育士が退職代行を使うメリットとデメリット

園長先生や職場の先生と顔を合わせずに退職することができる

退職代行サービスを使うと､業者や弁護士が代理で保育園に退職の意思を伝えてくれます。

園長に何を言われるか分からない。怖い。職場の先生たちに会う勇気がないという先生は多いとおもいます。その怖さを味わう位ならもう少し頑張ろうとなかなか退職が言い出せない先生も多いのではないでしょうか。顔をあわせずに辞められるのはとても大きなメリットではないかと思います。

その日から園に行かなくてＯＫ

それがありえるんです！園によっては規定があるかもしれませんが、民法第627条では2週間前に退職の意思を伝えれば、園長の承諾はいりません。

「えぇぇ・・・知らなかった。でも、伝えたあと、辞めるまでの2週間どう過ごせば・・・」という人もいますよね。どうするかというと

となります。ここまであなたは退職代行サービスにLINEを送るだけで、あとは何もしなくてOK。園に電話もしなくていいし、改めて園に出向く必要はありません。

退職代行にはお金がかかる

退職代行業者の利用料金は3万円～5万円です。弁護士に依頼すると5万円からです・・・。

しかし、今辞めようと思っている先生は、辞めようと思ったことは1度ではないはずです。もしはじめて辞めようと思った時に辞めていればと振り返った時どうでしょう。また、小さかった頃からの保育を好きな気持ち、なりたかった先生をかなえる夢。こうした夢も、日々嫌な思いに上書きされていくうちにかすんだり、自分の実力を信じられなくなってきていたりするのではないでしょうか。何度も言いますが、保育士は最高の仕事です。でも園やメンバーによります。自分が大切にしてきた気持ちが完全につぶれないうちに守る。その料金なんだと思えば安いと感じる先生もいるのではないでしょうか。

保育園を円満退職できない

退職代行を使うとその日からもう園に行かなくてよくなります。しかし、「円満退職」ではないですよね・・・。そもそも、円満退職ってなんなんでしょうか。長くつとめて、きっちり伝えて、3月でやめることでしょうか。

私は何十年と働き、園長先生と大の仲良しだった主任の先生が、ちょっとした考えの行き違いから園長先生と大げんかに発展し、あっという間に辞めたのを見たことがあります。長くつとめたとしてもどこでどうなるかなんて分からない物です。

今は自分だけが不義理をしているように見えるかもしれないけど、数年後振り返ると円満退職してる先生って実は少ないのものかもって気づくと思います。

（3年以上働いて、3月末に結婚を理由に退職したとしたら、全く悪くいわれないか・・・というと、言わない人は言わないし、なんやかんや言う人は結局なんやかんや言います。）

でも結局なんやかんや言う人って、苦しい時に助けてくれるような信頼できる先生なのでしょうか・・・。

辞めてもずっと付き合いたいと思える先生なのでしょうか。

そうでないならそんな先生との関係はあまり大切ではないかもしれないですね。

そして、職員の辞め方など個人に関することを他者に伝えるのは個人情報保護違反です。口外して近隣の園で勤められなくなることを心配される声もありますが、口外すること自体いけないことです。

そういう簡単に人の情報を流してしまう園長先生が幅をきかせている地域であまり働きたくないなって思ってしまいますね。

どこの地域でもそういう困った先生は0では無いと思います。ですが、毎年毎年こうして年度途中で辞める先生はいるので、いつまでも口外された影響があるとは思いません。そして、何度も言いたいのですが転職代行を使うことは恥ずかしいことではありません。

自分で言えない大人としてどうなのかという方もいるかもしれませんが、そもそも転職代行を使うほど苦しんだ先生がいるという事実は、園としてその先生のことをどうこう言う前に、同じ事を繰り返さないように、働きやすい雰囲気、環境づくりを頑張ろう！！！と思う必要があると思います。

転職代行はどんどん一般的になってきているので、転職代行を使った先生がいるという噂がながれて来た先生たちも、それほど辛くてよく頑張ったねと心の中で思ってあげて欲しいなって思います。

保育士におすすめな退職代行サービスとは?

辛い時、しんどい時に新しく調べたり比較したりすることは大変なことですよね。

色々調べに調べて、二つに絞ってみました。

さっきお話しした弁護士事務所のおすすめ1件と

退職代行業者のおすすめ1件です。

それでもどちらに依頼するか迷ったらまずとりあえずLINEを送ってみましょう。どちらの退職代行サービスも最初にLINE→納得出来たら依頼する流れです。

退職代行業者のおすすめ退職代行サービス

退職代行業者のおすすめは、「わたしＮＥＸＴ」です。使う前LINEで無料相談してみてください。何度も言いますが無料なので、利用するかどうかはおいておいて、LINEしてあとから考えるぐらいの気持ちでいいのではないでしょうか。

わたしＮＥＸＴ

（29800円）女性が選ぶ退職代行サービスでもっともメジャーで、女性の退職事例を多く聞けるぶんすすめです。もちろん保育士の利用事例も多いです。

弁護士さんの転職代行もあるよ↓

弁護士事務所のおすすめ退職代行サービス

弁護士さんがいるところは交渉ができます。

弁護士法人みやびの退職代行サービス

未払い賃金、残業代、退職金などの回収、労災請求したいなあ「弁護士みやび（料金55000円＋回収した分の20パーセント）に退職代行を依頼しましょう。

（料金55000円＋回収の20パーセント）

弁護士に任せるので保育園ともしもめることになっても問題ありません。というか、そもそも退職をするのは権利なのでもめること自体おかしい話しではありますが・・・いろいろな先生がいらっしゃいます💦

退職代行サービスの使い方の流れ

最後に退職代行サービスの使い方の流れをまとめます。

どの退職代行サービスでもLINEなどで先に無料相談して納得出来れば申し込みという流れです。

申し込みをしたら振り込みやカード決済、キャリア決済などで支払いをして辞めたい日を打ちこみます。また未払い賃金などの回収があれば情報を用意します。

退職代行が実行されたらもう保育園に行く必要もありませんし、園からの電話に出る必要もありません。

ではでは最後まで読んでくれてありがとうございました🌼